「帰郷 —宇宙人の別れ」演劇or映画制作 2ヶ月カリキュラム

物語

地球に住んでいる宇宙人が、地球にすむことを諦めて宇宙に帰っていく話

稽古日

水曜の夜、土曜から日曜の午後

参加費

2万(場所代とワークショップ代)

プロジェクト概要

「地球に住んでいる宇宙人が、地球に住むことを諦めて宇宙に帰っていく」というテーマに基づいた演劇または映画を2ヶ月で制作します。参加者は俳優と制作スタッフの両方の役割を担当し、企画から上演/上映までの全工程を体験します。

第1週目:プロジェクト立ち上げとストーリー構築

1日目:オリエンテーションと初顔合わせ

  • プロジェクト概要説明
  • 自己紹介と経験シェア
  • チームビルディング活動
  • 映画か演劇かの最終決定

2-3日目:ストーリー構築ワークショップ

  • テーマに関するブレインストーミング
  • 宇宙人キャラクターの設定(出身星、能力、地球での生活、帰還理由など)
  • 地球人キャラクターの設定
  • 物語の枠組み構築(3幕構成の確認)

4-5日目:脚本ワークショップ

  • 脚本の基礎講座
  • グループでのシーン作成
  • シーンの共有と議論
  • 脚本チームの選定

6-7日目:役割分担とスケジュール確定

  • スタッフ役割の説明と分担(演出、照明、音響、衣装、メイク、道具など)
  • 俳優オーディションまたは配役決め
  • 詳細スケジュールの作成
  • 必要な機材・予算の検討

第2-3週目:脚本完成と準備

8-10日目:脚本開発

  • 脚本チームによる執筆
  • フィードバックセッション
  • 脚本修正
  • 最終脚本読み合わせ

11-14日目:技術面の準備開始

  • 撮影計画/舞台設計の開始
  • 衣装・メイクのコンセプト決定
  • 小道具リスト作成
  • 宇宙人特殊効果の検討(映像エフェクトまたは舞台効果)

15-18日目:稽古/リハーサル開始

  • キャラクター分析ワークショップ
  • 演技基礎トレーニング
  • シーンごとの読み合わせ
  • 宇宙人の動き/特徴のワークショップ

19-21日目:技術面の詳細計画

  • 照明・音響プラン完成(演劇)または撮影機材確認(映画)
  • 場所/ロケーション確定
  • 音楽・効果音選定
  • 衣装試着と調整

第4-5週目:制作本格化

22-28日目:本格稽古と制作

  • 毎日の稽古/リハーサル
  • 衣装・小道具製作
  • セット/撮影場所の準備
  • 技術チームのトレーニング

29-35日目:技術リハーサル(演劇)または撮影開始(映画)

  • 照明・音響・舞台転換の練習(演劇)
  • シーンごとの撮影(映画)
  • 衣装・メイク・特殊効果の統合
  • 撮影スケジュール管理

第6-7週目:仕上げ

36-42日目:総合練習(演劇)または撮影完了と編集開始(映画)

  • 通し稽古(演劇)
  • 最終撮影(映画)
  • 編集作業開始(映画)
  • 特殊効果追加(映画)
  • 宣伝材料の準備

43-49日目:ドレスリハーサル/プレビュー(演劇)または後編集(映画)

  • 本番同様の通し稽古(演劇)
  • 音楽・効果音の追加(映画)
  • カラーグレーディング(映画)
  • 最終版試写会と修正(映画)
  • チケット販売/上映準備

第8週目:公開と振り返り

50-56日目:本番上演(演劇)または上映会(映画)

  • 最終リハーサル(演劇)
  • 上演/上映
  • 観客とのQ&Aセッション
  • 打ち上げ
  • プロジェクト振り返りと評価

制作上の重要ポイント

テーマ「地球を離れる宇宙人」を深める要素

  1. 文化的違い:宇宙人が地球文化に適応しようとした葛藤
  2. 帰郷への思い:故郷を恋しく思う心情と地球への未練の対比
  3. 別れの悲しみ:地球で築いた関係(友情/恋愛)との別れ
  4. アイデンティティー:地球人として生きる中での本来のアイデンティティーとの葛藤
  5. 視覚的表現:宇宙人の特徴と地球への適応努力を視覚的に表現

キャラクター開発のヒント

  • 宇宙人主人公:地球での生活年数、地球に来た理由、帰還を決意した理由
  • 地球人の友人/恋人:宇宙人の正体を知っているか、知った時の反応
  • 他の宇宙人仲間:主人公と異なる考えを持っているか
  • 敵対者:宇宙人の正体を暴こうとする人物や帰還を妨げる存在

視覚的要素のアイデア

  • 宇宙人の故郷の表現(夢/フラッシュバックなど)
  • 宇宙人の特殊能力の表現方法
  • 宇宙船/帰還手段の視覚化
  • 地球から宇宙へ旅立つ瞬間の演出

注意点

  1. 参加者全員が創作プロセスに関われるよう配慮する
  2. 技術的に実現可能な範囲で計画を立てる
  3. 毎週の目標を明確にし、進捗を確認する
  4. 問題が発生したら早めに対処し、必要に応じて計画を調整する
  5. 異なる意見や創造性を尊重する文化を育てる

必要な準備物・機材リスト

  • 脚本執筆用品(パソコン、プリンター、紙など)
  • 録音・録画機材(映画の場合)
  • 照明・音響機材(演劇の場合)
  • 衣装・メイク用品
  • 小道具・セット用品
  • 編集ソフトウェア(映画の場合)
  • ポスター・チラシ制作材料

どんな方を募集するか?

初心者歓迎

平日夜、週末土or日午後の練習に参加出来る方

創作物は作り手の情熱が伝わります。その為好奇心、やる気必須

どういう基準でやっていくか

地方と東京の格差を埋めていきます

主催者が世界で培ってきた知識、技術をお伝えして世界の基準でやっていきます。

日本(特に地方都市)には表現について学ぶ環境がほぼありません。学び場を提供致します。

参考作品

https://filmfreeway.com/projects/2131826

どうやって作っていくの?

雑談をしながら、ゆるく、動きながら、楽しくシナリオを作り、作品を作っていきます。

何かを作っていくにはアイデアが生まれるような環境が大事だと思っているので一見すると何もやってないじゃないかと思う感じもあると思いますが、創造性やアイデアを第一に作っていきたいと思っています。

撮影をしない人は他の参加者を手伝いながら各参加者のアイデアを形にします.

機材は何でもOK(最低限主催者は参加者の撮影をお手伝いします)

身体にも心にも心地良い

現代社会はストレスの連続です。

特に日本社会はちゃんとしなくてはいけない、という風潮があり日常、職場、学校などどこへ行ってもストレスフルな社会になっています。

私達はそんな社会で生きている現代人の心と身体をとぎほぐし、解放して創造力を発揮させて作品を作っていきます。

参加者に聞くとどうやらデトックスのような効果があるらしいです。

参加希望の方はこちら

3月末までに下記お問い合わせから御連絡ください

主催者はどんな人?

Teruki Kitazawa(https://teru.site)
Actor / Theatrical writer / Filmmaker

子役(劇団若草)としてスタート、その後自らの活動を独自にマネージメントしていく道を歩む。

様々な演技方法(鈴木メソッド,ルコックシステム,リアリズム演技+大脳生理学,ビューポイント,インプロなど)を学びながら、古典から現代の脚本に取組み実験的な演劇公演にも参加する。

東京を中心に劇団やユニット企画に参加していたが、その後活動を広げ日本各地の巡回公演、韓国の劇団との合同公演、ドイツやスコットランド・エジンバラのフェスティバル、パレスチナ紛争地域巡回公演、カイロ実験演劇祭などでの公演に役者として参加。 
金沢21世紀美術館、高知県立美術館などで行った日本、イギリス、韓国合同でのサイトスペシフィックな公演などにも参加する。

また映画学校で映画創作を学び短編映画6本と長編映画1本を創作、舞台「福岡の三人姉妹」を脚本、演出など。

演劇や映画が本来持ってる価値や可能性を社会に広める活動にも力を入れている。

最新作「胎動」はGlobal Indie Film Festibal (honorable mention)に選出